父への想い 瀬戸内への愛が詰まったオリーブ畑の中のゲストハウス

香川県三豊市、荘内半島のオリーブ農園の中にある1 棟貸しのゲストハウス「Kanran」は、ゆったりとした「瀬戸内時間」を満喫できる宿として人気を誇っている。ブランドコンセプトはデンマーク語で「心地のいい空間」を意味する「Hygge(ヒュッゲ)。瀬戸内の島々を見渡せる海に囲まれた美しいロケーション、大きな窓と木の温もりが織りなす心地よい室内空間はまさにヒュッゲで、まるで異国に迷い込んだかのような気分を味わえる。

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父親が地元の産業にするためスタートしたオリーブ畑

Kanran を作り上げたのは、荘内半島が地元の真鍋貴臣さん。銀行のシステム開発を経て家業であるガソリンスタンドを継ぎ、将来性が明るくないガソリンスタンドとは別の事業開発を模索していく中で、ゲストハウスの運営をスタートさせた。

少し唐突な流れにも感じるが、これは真鍋さんの実体験に基づいている。家族4 人での旅行が趣味の真鍋さんは、せっかくの旅行でありながら、ホテルの部屋はたいてい2 人までで、家族がバラバラの部屋で寝なければならないことに疑問を感じていた。しかし北海道旅行で1 棟貸しスタイルの宿泊施設に泊まり、同じ空間に家族全員で泊まるという楽しさを知る。自分と同じ思いの人はいるはずで、そのニーズをうまく拾っていけばビジネスになる、と考えたのだ。そしてもうひとつ、地元・四国に対する想いもあった。

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