星野リゾートの新業態にみる、マーケティングの神髄について

INACOME

先日星野リゾートが比較的安い業態の新業態を東京の大塚にオープンするというニュースをみました。星野リゾートといえば、その地域ならではのリソースを最大活用することで、お客さんに価値提供するということをしてきました。

ビジネスホテルくらいの金額感の新業態は、旅行客向けということで、随所に、非日常を体験していただくための仕掛けを室内等に施しています。ただ、一番の目玉は、従業員が宿泊者に対して、地元の大塚を案内するというサービスがあることです。2時間1,000円で、大塚周辺の飲食店を一緒にアテンドしてくれたり、

一緒に散歩をしながらガイドしてくれたり、ナイトマーケットを案内してくれたりと、5種類のコースを用意しています。わざわざその地域に泊まる人というのは、そこに何をしにきているのでしょうか?マーケティングの答えや一番の出口である、お客さんの求めるものを考えた結果の、素晴らしいサービスだと僕は思いました。

その地域をわざわざ選んだ人というのは、安いからそこにせざるを得なかったというケースもあるかと思いますが、意図してその地域を選んだ人は何を求めているのでしょうか?どんな時間を過ごしたいと思っているのでしょうか?何を体験したいと思っているのでしょうか?