INACOMEビジネスコンテスト本選出場者

1

農地を守りアレルギー症の方に喜ばれる「おもち革命」

株式会社ISOコーポレーション
礒 喜久 さん

概要

米・餅米を洋菓子に使用し、低脂肪・低カロリーのグルテンフリーに挑戦専門家の大学教授・県の技師・パテシエ等に聞いたが全否定もち米に含むねばねば成分のアミロペクチンが壁。3年要したが克服愛知県のコンクールで「常識を破る発想・小麦より美味しい」との評価を頂く今回も審査委員から着目点、食味の高評価、米食文化の保護に共感頂いた農村で余剰米を活用して洋菓子を製造し海外へ輸出すれば課題の多くが解消。

実施地域

愛知県から日本全土へ拡充

意気込み

65歳で現役卒業 67歳で餅に目覚め起業
誰もなしえなかったことに挑戦して7年
現在74歳でイメージ通りの商品が誕生
農家を守り余剰米を消化し輸出で外貨を稼ぐ
スイーツカンパニーはアレルギー症も助ける

2

川の環境を守る漁協DX(デジタル遊漁券)

株式会社フィッシュパス
中谷 優基 さん

概要

現在、日本各地で起きている、川の荒廃という課題に加え、これまで、現地の商店でしか購入することのできなかった遊漁券(川釣りをする際に必要な釣り許可証)のデジタル化(アプリ化)を進め、地域課題を解決しています。アプリを活用した釣り人の位置情報を得ることで、釣り人には釣り場の安全、漁協には監視業務やデータを元にした漁場整備の効率化を提供しています。

実施地域

全国

意気込み

日本には素晴らしい自然がございます。この自然は地方にしかない最大の魅力です。この誇れる財産を国内外に発信し、人を呼び込み、日本の川・地方の未来を変えます。

3

林地残材を発酵させて人も自然も美しくする

株式会社テーブルカンパニー
片山 裕介 さん

概要

電気・ガスを使わず奈良県吉野産ヒノキの自然発酵熱のみを利用した、温浴サービス『発酵温浴nifu』を都内を中心に9店舗展開。吉野に自社製材所を構え、地元林業家と連携して山林管理の課題となっている林地残材や放置林を資源として利活用している。林地残材の回収や放置林の間伐を自ら行い独自の加工を施すことで、ヒノキの枝葉を美と健康に役立つ精油成分たっぷりの魅力的な素材に生まれ変わらせている。

実施地域

奈良県吉野町と全国の都市部 ※将来的には全国の中⼭間地域

意気込み

発酵温浴のサービスを利用頂くことで、吉野の山林環境が改善する。その仕組みを実現するために、山に入り林地残材を資源として利活用しています。都会で暮らす人々も吉野の自然も美しくする「誰もが嬉しい循環活動」を広めていきます。

4

TOKIコネクト -旅に季節のアウトレットを

吉野 貴信 さん 工藤 貴明 さん

概要

「TOKI CONNECT」は、閑散期に該当する地域を月別で検索できる環境を提供し、シ ーズンを通して安定した収益を確保したい地域の観光事業者と繁忙期特有の高額な宿 泊費用や混雑を避けたい旅行者をマッチングさせることを考えています。各種旅行サ イトやメディアではフォーカスしにくい「閑散期」に特化したマッチング機会を提供 することで、1年を通して安定した観光客数と収益の確保、それに伴う雇用創出を目指 します。

実施地域

日本全国(集客の傾向が特定の季節に集中している地域)

意気込み

転勤族の会社員、かつ旅行好きの人間として、様々な地域の魅力に出会う一方で、環境が十分に整備されていない地域も目にしてきました。自分たちが精通するデジタル分野からこの課題にアプローチし、地域の持続可能性と観光者の体験価値を向上させていきたいと考えています。

5

サステナブルひまし油事業~エリ蚕から広がるビジネス~

ENEOS株式会社
(株式会社ひまSeeds(仮称))
沢井 拓 さん

概要

蓖麻(ひま)の種子(:ひまし)から得られるひまし油は,重要なバイオ系原材料として ,世界的に需要が高まっているが,その供給はインドに依存し切っている。 我々は,ベト ナムにひまし油の新たな供給源を創出して調達性を向上させ,ひまし油市場の安定に貢献 する。 また,ベトナムの御当地養蚕とシナジーをきかせることで,全活用による低コスト 化及びサーキュラーエコノミーを実現する(ひましは油に,ひまの葉は蚕に)。

実施地域

奈ベトナム(ひまの栽培とひましの一次加工(搾油)
大阪・三重(ひまし油の二次加工(高度精製)

意気込み

世界最強品種のひましと,世界に冠たる日本の養蚕研究を掛け合わせ,ベトナムとの強力タッグで,世界市場へ打って出ます!
なお,メンバーが農福連携での養蚕に取り組んでおり,それにひま栽培をかけ合わせれば,日本国内での展開も考えられます。ひまは,かつては国内でも栽培されていました。例えば,ゼロ戦のエンジンオイルはひまし油です。コストの壁は高いですが,気候的に不適ということはありません。

6

「炭化力」で「ハウスを冷やす」

有限会社 紋珠
高槻バイオチャーエネルギー研究所
島田 勇巳 さん

概要

弊社では、地元の未利用のバイオマス資源や農業残渣等を土壌改良炭にするだけでなく、 約6500kcal/kgの石炭相当の炭エネルギーを創出できる弊社独自の「密閉式炭化ユニット」 を開発。この「炭化力」が生み出す熱源と既存のヒートポンプシステムを融合した化石燃 料に頼らず「ハウスを冷やす」仕組みを構築することで燃料コストを大幅に軽減しつつ、 フルシーズン活用出来る非常に収益性の高い新しいハウス事業のサポートを行う。

実施地域

大阪府・愛知県・宮崎県等(検討中)

意気込み

農業の近代化において古くは大型化のアメリカ、昨今はIT化のオランダ等の生産手法を取 り入れてきた日本の農業ですが、地域の特性を活かしつつ自然と共存しながら収益産業と しての新しい農業への可能性を拡げたい。

7

カーボンニュートラルの実現に向けたシロアリ由来の水素生成事業~シロアリ・微生物が日本を救う!~

神戸大学
髙橋 英眞 さん

概要

鉄鋼業の環境負荷の低い生産方法で作る水素の価格が高いという課題をシロアリの特性を 活かしたカーボンニュートラルな水素生産方法で解決するビジネスである。シロアリの、 腸内の微生物を通じてセルロースを分解し水素を生成する能力を活用し、①再生可能なリ ソースを利用したシロアリの養殖と、②効率的な水素抽出技術と組み合わせることで、国 内資源で利用の難しい未利用木材を用いた、環境に優しい低コストの水素をつくる。

実施地域

当初は神戸を中心とした関西圏で実施予定

意気込み

私たちは、「水素社会の本格的到来」・「エネルギー自給率の向上」・「日本の安全保障 の強化」・「日本の林業の活性化」に貢献していくことで、カーボンニュートラルを実現 し、持続可能な社会を作っていく。

8

「あなたの専属漁師」完全受注漁による持続可能な漁業

邦美丸
富永 邦彦 さん

概要

その日注文をもらった分しか獲らない国内初の「完全受注漁」という持続可能な漁業を行っています。 自然界に受注生産を取り入れる事により、漁業の課題を解消し、漁師の所得増大、食料安全保障の 向上、海の豊かさの維持を実現しています。 人にも海にも家族にも優しい働き方で、サステナブルと収益性を両立させました。

実施地域

岡山県玉野市胸上

意気込み

受注漁でこれ以上、この国の漁師を減らさない! この新しい岡山モデルが全国の漁師を救い、流通を変え、漁業界に革命を起こします。 そして新しい未来を創ります。

9

食品廃棄物の再資源化で持続可能な水産養殖業を

株式会社Booon
橋爪 海 さん

概要

環境負荷の高い食品加工残渣を活用し水産養殖に有用な成分を含む機能性昆虫ミルワーム の生産ユニットの開発とミルワームを原料とする飼料の生産を行っている。既存飼料原料 の大半を占める魚粉の国際価格は、新興国での水産物の消費量の増加に伴い急騰している 。我々は、長崎大学理系4学部との共同研究を通して、IoTデバイスの最適化でエサ代・電 気代・人件費等の生産・管理コストを削減し、より安価かつ安定的な供給を目指す。

実施地域

長崎県(長崎市・大村市)、福岡県(糸島市・桂川町)、鹿児島県(鹿児島市・いちき串木野市)、愛媛県(宇和島市)、茨城県(つくば市)

意気込み

農漁村地域において負担となっていた食品残渣を有効活用し、新しい地域資源を生み出す ことで「環境に負荷のない、輸送や物流に依存しない、自律的な食糧供給」を可能にする と同時に、食における貧困・格差からの脱却を目指します。

10

ATENOTE-能登ヒバ楽器プロジェクト

フルタニランバー株式会社
古谷 隆明 さん

概要

石川県の県木「能登ヒバ(アテ)」を活用して、様々な楽器メーカー様とのタイアッ プで楽器を製作することで、人と自然を繋ぐことを目指す地域材活性化プロジェクト です。自らがブランドとして楽器を販売することではなく、楽器メーカー様へ材料と して能登ヒバを活用することを提案し、川上の林業~川下のミュージシャンまで、サ プライチェーンのすべての方とその価値を共有します。

実施地域

石川県能登地区から今後全国へ拡大する

意気込み

里山は現在多くの課題を抱えています。各地域の森林保全が日本の環境改善に繋がり 、温暖化対策などに貢献します。業界川中の木材流通を担う弊社が、パイプ役となり 地域木材のブランド化と課題解決に取組みます。

11

野生の情報を民主化する ラクシカ

ディアベリー株式会社
渡辺 洋平 さん

概要

ジビエ活用の取り組みで主要な役割を果たす、市町村、ハンター、ジビエ施設間の情報共 有をDXします。紙の報告書をデジタル化・自動化するだけでなく、良い捕獲・搬入方法に 取り組むハンターへの報酬制度や、遭難対策のためのGPS追跡機能、クマの出没情報の即 時共有機能など、各プレイヤーが安全に、ジビエ活用に取り組むためのデジタル基盤を目 指します。 3. 実施地域: 北海道から全国展開を目指しています。

実施地域

北海道から全国展開を目指しています。

意気込み

野生動物との新たな関係性を模索し、3年間の活動を経て、このアイデアに至りました。 このプラットフォームは、野生動物と人間社会の関係性を、再構築する基盤になる可能性 を秘めています。一歩ずつ着実に進めていきたいと思います!

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